この記事の内容
- 物件探しをする時の3つの方法
- 物件探しのやり方のメリット・デメリット
- 物件探しのやり方に向いている人の特徴
物件探しは具体的にどんな方法があるの?それぞれのメリットデメリットが知りたい。
自分にぴったり合う物件探しで失敗したくない。
新しい生活を始目る時は引越しの手続きなど様々なことをやらなければなりません。その中に部屋探しはありますが、やり方をちゃんと調べてする人はどのくらいるでしょうか?2024年2月に実施したアンケートによると、全国に住む20代の男女100人は部屋探しのやり方を調べるのはたった約3割しかいませんでした。しかもその約7割の人が何らかの失敗をしています。
そこで当記事は「失敗しないための部屋探しやり方3選」を現役の大家が分かりやすく解説します。この記事を読めば、自分に向いている部屋探しの方法を知ることができます。
記事を読み終わる頃には、部屋探しを成功させて新生活の良いスタートを切れるよ。
- 部屋探しをする時の3つの方法
- 部屋探しのやり方のメリット・デメリット
- 部屋探しのやり方に向いている人の特徴
しょう×不動産大家ライター
⌂東京23区に不動産を持つ大家
賃貸経営4年目・年間家賃300万円
〇保有する資格
FP2級・証券外務員Ⅰ種
SNSのX(旧Twitter)で部屋探しに役立つ情報を発信しています。
しょう@部屋探し×ネット回線(@sho_fudosan_oya)
気になる記事があれば、目次をタップするとすぐに本文が読めます。
部屋探しのやり方3パターン
大きく分けて部屋探しは不動産会社と不動産サイト、チャット不動産の3つがあります。それぞれの特徴を見て、どの探し方が自分に合うか考えながらご覧ください。
パターン1:不動産会社を利用する
部屋探しのパターン1は不動産会社を利用します。不動産会社とは入居者と大家の間に仲介する会社をいいます。 大家の依頼で入居者の募集をする一方、入居希望者には条件に合う部屋を探します。また賃貸契約の手続きをサポートするのが仕事です。
不動産会社ってどんな会社があるの?
不動産会社で全国に店舗がある大手7社を紹介します
表が大きいので右にスライドして見ることができます
エイブル | 仲介手数料が安い | 800店舗 |
アパマンショップ | 全国に店舗がある | 1,100店舗 |
ミニミニ | 仲介手数料が安い | 500店舗 |
ホームメイト | 物件を検索がしやすい | 600店舗 |
いい部屋ネット | 管理する物件数が多い | 200店舗 |
タウンハウジング | 学生向けの物件が多い | 132店舗 |
ピタットハウス | クレジットカードが使える | 650店舗 |
駅前の不動産会社を思い出してもらえると分かりやすいですね。
不動産会社はどんなサービスをしているの?
・不動産会社のサービスは主に3つあります
- ニーズに合う物件の紹介:希望する条件をヒアリングしてニーズに合う物件を紹介します
- 物件を内見する際の手配:管理する不動産会社に問い合わせして内見の手配をします
- 契約手続きのサポート:重要事項の説明や疑問点の解消など契約のサポートをします
不動産会社を選ぶときは手数料の安さと物件数の多さに注目しよう!
不動産会社の部屋探し
次に不動産会社での部屋探しについて見ていきます。
部屋探しはどうやってするの?
・部屋探しは次の5つのステップです
内見時はチェックリストを使うと漏れがなくチェックできるよ
・チェックリスト
[ ] | コンセント | コンセントの数と位置 |
[ ] | 冷蔵庫の位置 | 冷蔵庫を置く場所と扉の開閉方向 |
[ ] | 電波の入り具合 | 携帯電話の電波の強さ |
[ ] | 洗濯機のサイズ | 洗濯機を設置するスペースと大きさ |
[ ] | エアコンの年数 | エアコンの使用年数を見る |
[ ] | ゴミ置き場の状況 | 共用部分の清潔さや整備状況 |
[ ] | 家賃以外の諸経費 | 管理費、共益費などの必要な費用 |
[ ] | ドアや階段の幅 | ドアや階段の幅、家具の搬入が可能か |
[ ] | 家具の設置場所 | 家具を置く予定の場所のサイズ |
[ ] | 匂いの発生源 | 換気扇や排水溝の匂い、清潔さ |
内見とは、契約する前に建物や部屋の状況を見るのをいいます。
不動産会社のメリット・デメリット
不動産会社で部屋探しする時のメリット・デメリットを紹介します。両面を理解して、自身にあっているか判断しましょう。
不動産会社のメリット
不動産会社で部屋探しするメリットの3つあります。
- 専門知識:不動産に詳しい従業員のなので頼もしい
- 地域に特化:地域密着の有益な情報を教えてくれる
- 手厚いサポート:内見から契約まで補助してくれる
対面で話せる安心感があるよ
不動産会社のデメリット
次に不動産会社で部屋探しするデメリット3つを紹介します
- 仲介手数料:家賃の1か月~2か月の手数料がかかる
- 微妙な物件:不人気の物件を紹介される恐れがある
- 労力が必要:来店しなければ部屋探しが始まらない
仲介手数料は無料の不動産会社も増えてきたよ
入居時の初期費用を安くしたい人はこの記事を参考にしてください。
不動産会社が向いている人の特徴
不動産会社に向いている人の特徴は3つあります
- 部屋探しが全く分からない:右も左も分からない初心者の人
- 全面的なサポートを求める:不動産会社に任せたい人
- 条件のこだわりが強い:特定の条件を持っている人
全くの無知で不動産会社に行くのはおすすめしないよ!
理由を簡単にいうと「カモになるから」です。初心者に割高な費用を請求したり、微妙な物件を紹介する会社があるのを頭の片隅に置いておいてください。
パターン2:不動産サイトを利用する
部屋探しのパターン2は不動産サイトを利用します。最近は不動産サイトの方が身近に感じる人が多いかもしれません。
そもそも不動産サイトってどんな仕組みでできてるの?
不動産サイトに物件が掲載される仕組みは次の通りです。
①不動産会社が物件A~Cを不動産サイト(SUUMOやHOMES)に登録する
②登録された物件A~Cは不動産サイト(SUUMOやHOMES)で見れる
要は不動産のまとめサイトだよ
不動産サイトはどんなものがあるの?
ネット上には無数の不動産サイトがあります。その中で、大手不動産サイトを7つ厳選して紹介します。
大手不動産サイト4社を比較したよ!
・不動産サイトの比較概要
「SUUMO・HOMES・at-home・スマイティの4社」
①物件数、②検索方法のしやすさ、③地域情報の質、④口コミ・評判
物件数が最も多いのはSUUMOの691万件、次がHOMESの653万件、スマイティ634万件、at-home227万件が続きました。検索はどのサイトも使いやすくて簡単に物件を探せます。どのサイトを使えばいいか悩むかもしれませんが、結論SUUMOとHOMESを使えば問題ありません。
不動産サイトって何ができるの?
不動産サイトでできるサービスを3つ紹介します。
- 詳細な条件で物件が検索:希望する条件を入力するだけ
- 家賃や立地の比較が簡単:画面上で物件の比較ができる
- 物件を扱う不動産会社が分かる:問い合わせ先を確認できる
自分のペースで部屋探しできるね!
不動産サイトの部屋探し
次に不動産サイトで部屋探しする方法を紹介します。部屋探しの方法は5ステップで簡単に完了します。
不動産サイトの部屋探し5ステップ
- 希望する部屋の条件を入力する
- 不動産会社に問い合わせする
- 物件の内見予約をする
- 物件の説明を受ける
- 物件の契約をする
希望する物件の入力から賃貸の契約まで5ステップで完了します。また、不動産サイトでは様々な方法で物件を検索することができます。
- 通勤通学時間から検索:職場や学校までの所要時間を入力する
- 地図上から検索:住みたいエリアを地図上入力する
- お気に入りの条件で検索:家賃や設備の条件を入力する
住みたい条件が明確なら③お気に入りの条件で検索がおすすめだよ!
不動産サイトのメリット・デメリット
不動産サイトにはメリット・デメリットがあります。それぞれ3つずつ紹介します。
不動産サイトのメリット
- 時間が節約できる:不動産会社に行かなくていいので時間を短縮できます
- 簡単に検索できる:スマホがあればいつでもどこでも物件を検索できます
- 物件情報を比較できる:家賃や立地など重要な要素を簡単に比較できます
不動産サイトのデメリット
- おとり物件がある:実際には存在しない物件を掲載している可能性があります
- 実物とのギャップ:写真をみてイメージしたのと実際は違う場合があります
- 最新の情報ではない:すでに申し込み済みや入居できないケースがあります
おとり物件は事前の問い合わせをすれば問題ないよ
・実物とのギャップの対策は部屋を内見して納得できる物件を見つける
・最新の情報ではない対策は、問い合わせして入居できるかを聞いてみる
不動産サイトが向いている人の特徴
次は不動産サイトで部屋探しが向いている人の特徴は以下の通りです。
- 情報収集するのが苦ではない人
- 住みたい物件のイメージが明確にある人
- 自分でインターネットを使える人
自主的に行動できる人に向いているよ!
パターン3:チャット不動産を利用する
部屋探しのパターン3はチャット不動産を利用します。
チャット不動産ってなに?
チャット不動産は2014年に始まったサービスで、3つの特徴があります。
- 来店しなくてイイ:不動産会社なのに来店不要
- 深夜0時まで対応:仕事終わりに何時でも利用できる
- 内見の手続ができる:チャットだけで予約が完了する
チャットで簡単に部屋探しできるよ!
チャット不動産の部屋探し
では、チャット不動産の部屋探しを解説します。
チャット不動産の部屋探し5ステップ
- イエプラのサイトに無料登録する
- 希望する部屋の条件を入力する
- コンセルジュから物件の紹介
- 気に入った物件を内見する
- 物件の説明を受けて契約
チャット不動産のメリット・デメリット
チャット不動産会社にはメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットをそれぞれ3つ紹介します。
チャット不動産のメリット
- チャットで理想の物件を簡単に探せる
- 専門のコンシェルジュがつく安心感がある
- オンライン手続きで時間と場所を選ばない
チャット不動産のデメリット
- 手続きがオンラインのみ:対面で接客を希望する人は向いていません
- 自分で物件が探せない:コンセルジュが物件を選ぶので自分で選べません
- 選択肢が少ない:条件に合う10~15件のが物件紹介されます
条件を再入力すれば新しい物件を紹介してくれるよ!
チャット不動産が向いている人の特徴
- 忙しくて不動産屋に行けない人:仕事やプライベートで忙しい
- 部屋探しするのがめんどくさい人:そもそも部屋探しに乗り気じゃない
- 引越し先が遠くて不動産屋に行きにくい人:事前に部屋を抑えておきたい
まとめ
この記事のまとめ
- 不動産会社の部屋探し
- メリット3選
- 専門知識を持つ従業員がいる
- 地域特有の情報を知っている
- 契約手続きをサポートしてくれる
- デメリット3選
- 仲介手数料が発生する
- 不人気の物件を紹介される
- 1つの会社に縛られてしまう
- 向いている人の特徴3選
- 部屋探しが全く分からない人
- 全面的にサポートを求める人
- 特定のこだわりの条件がある人
- メリット3選
- 不動産サイトの部屋探し
- メリット3選
- 24時間スマホがあれば使える
- 全国の物件を簡単に検索できる
- 画像や動画で物件を見れる
- デメリット3選
- おとり物件がある
- 実物とのギャップがある
- 直接問い合わせができない
- 向いている人の特徴
- 情報収集するのが苦ではない人
- 希望する物件のイメージを持っている人
- 自分でインターネットを使える人
- メリット3選
- チャット不動産の部屋探し
- メリット3選
- チャット形式で簡単に物件が探せる
- 時間と場所を選ばずに利用できる
- 専門のコンシェルジュが担当する
- デメリット3選
- オンラインでしか手続きできない
- 自分で物件の検索がしにくい
- 任せっきりになってしまう
- メリット3選
- 向いている人の特徴3選
- 忙しくて不動産屋に行けない人
- 不動産会社に行くのがめんどくさい人
- 引越し先が遠くて不動産屋に行きにくい人
SNSのX(@sho_fudosan_oya)でも部屋探しとインターネット回線選びに役立つ情報を発信しているよ。