- この記事の内容です
- 家賃をクレジットカード払いできない理由5選
- 家賃をクレジットカード払いにする2つの方法
- クレジットカード払いが普及する3つのワケ
家賃をクレジットカード払いにして毎月たくさんポイントを貯められないのかな?
家賃をクレジットカード払いできない理由は何?
こんな疑問や悩みを持っていませんか?毎月の家賃をクレジットカードで払えたらポイントが貯まって良いですよね。家賃は必ず払うのでどうせなら有効に使いたいものです。ただ現状では、クレジットカードで家賃を払えるケースは多くありません。なぜ家賃のクレジットカード払いが普及しないのでしょうか?
この記事は「家賃をカードで支払いできない理由5選!クレジットカード払いにする2つの方法」を賃貸経営する大家が解説します。この記事を読めば、家賃をクレジットカード払いできない真の理由と、2つの方法が分かります。
記事を読み終わる頃には、家賃をクレジットカード払いにしてポイントを貯める生活ができるよ。
記事を読んで分かる3つのこと
- 家賃をクレジットカード払いができない理由5選
- 家賃をクレジットカード払いする2つの方法
- クレジットカード払いが普及する3つのワケ
【最新情報】株式会社クレディセゾンは、賃貸物件の初期費用をクレジットカードで支払うサービスを始めました。
入居者はスマートフォン上で申し込みから決済ができて、仲介手数料や敷金のほか火災保険料や前払い家賃の決済ができます。クレジットカードによる支払いが家賃に及ぶか今後の進展が楽しみです。
しょう×不動産大家ライター
⌂東京23区に不動産を持つ大家
賃貸経営4年目・年間家賃300万円
〇保有する資格
FP2級・証券外務員Ⅰ種
SNSのX(旧Twitter)で部屋探しに役立つ情報を発信しています。
気になる記事があれば、目次をタップするとすぐに本文が読めます。
【真相】家賃がクレジットカード払いできない理由5選
「家賃をクレジットカード払い出来たら便利なのに」と思いますよね。でも普及していない理由は何があるのでしょうか。この章では家賃をクレジットカード払いできないない5つの理由を紹介します。
不動産屋の管理が複雑になる
クレジットカードで支払いを受け入れると、不動産会社や大家は管理作業が複雑になってしまいます。例えば、口座自動引落としと、クレジットカード払いの引き落とし日が異なるケースです。日にちが違うと確認する手間が増えてしまい、その分のコストがかかってしまいます。また、万が一、クレジットカード情報が漏洩してしまったら、会社の信用が下がってしまうリスクがあります。
クレジットカードの情報を安全に管理する手間もかかってしまうね。口座引落ならそんなリスクはなくて済むよ。
利用手数料がかかる
クレジットカードを利用すると、3%~5%の手数料をクレジットカード会社に払う必要があります。この手数料は不動産会社がクレジットカード会社へ支払います。本来受け取る家賃より少ない金額しか不動産会社又は大家さんの手元に入ってこないわけです。
家賃の一部を物件のローン返済にあてている大家さんにとって、毎月5%の手数料は避けたい人が多いよ。
家賃の回収リスクがある
クレジットカードの利用者が支払い能力に問題がある場合があります。仮にクレジットカードが停止してしまうと、家賃の未払いや遅延が起こります。しかも未払いが発覚するのに時間がかかり、対応が後手になる可能性が高いです。自動口座払いならこのような事態は起きません。
セキュリティの問題がある
クレジットカード情報の取扱いには高度なセキュリティが必要です。データ漏洩の影響はかなり大きく、利用者の個人情報が危険に晒される可能性があります。このため、不動産会社はセキュリティリスクを避けるために、クレジットカード払いしないケースが多いのです。
セキュリティを確保するために新たに人を雇ったり人員を増やさなければいけないってことだよ。
家賃の遅延リスクがある
クレジットカードは特有の入金サイクルがあり、他の入金方法と異なるタイミングになります。入金のタイミングは不動産会社や大家さんにとって、資金の流動性を損うため嫌がる場合が多いです。また、カードの承認が遅れたり支払いが拒否されたりすると滞納リスクもあります。
以上の理由で不動産会社や大家さんは、家賃のクレジットカード払いを受け入れないケースが多いです。
家賃をクレジットカードで払う方法2選
では、家賃はクレジットカード払いできないのでしょうか?答えはクレジット払いできます。不動産会社や大家さん言い分だけで決められたら入居する私たちが困ってしまいますね。あくまで利用者目線に立つことが大切です。
誰でも家賃をクレジットカード払いする方法を2つ解説するよ。
家賃を払う時におすすめのクレジットカードが知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
クレジットカード払い可の不動産屋を選ぶ
不動産会社がクレジットカード払いに対応している場合、家賃をクレジットカード払いにできます。ごく自然なことですが、対応していない不動産会社にお願いしても、クレジットカード会社との新しく提携が必要になるので難しいでしょう。それならクレジットカード会社に対応する不動産会社に行って、物件を契約すればいいわけです。
クレジットカード会社に対応する不動産会社はどうやって探せばいいの?
クレジットカードに対応する会社の調べ方は2つあります。順番に見ていきましょう。
不動産サイトを使って調べる
引用 【ホームズ】
インターネットを利用して、クレジットカードで家賃を支払える不動産会社を探すことができます。例えば、大手の不動産検索サイトやホームズなら、「クレジットカード利用物件」を簡単に検索できます。
不動産会社に直接問合わせする
もう1つのやり方は、直接不動産会社に問い合わせをして聞いてみる方法です。来店せずに確認できるので余計な時間や強引な営業を受けないで済むのがメリット。
クレジットカードに対応しているリストみたいのはある?
以下の表はクレジットカード払いに対応している不動産会社の一覧です。
不動産会社 | 対象 |
---|---|
大東建託 | 全ての管理物件の初期費用・家賃 |
アパマンショップ | 一部の管理物件の初期費用・家賃 |
エイブル | 一部の管理物件の初期費用 |
ピタットハウス | 一部管理物件の家賃・要指定カード |
ミニミニ | 一部の管理物件の家賃、要指定カード |
レオパレス | 全ての管理物件の家賃、要指定カード |
住友林業レジデンシャル | 全ての管理物件の初期費用 |
お部屋探しMAST | 一部の管理物件の初期費用(一部FC店のみ) |
センチュリー21 | 一部の管理物件の初期費用(一部FC店のみ) |
以上のやり方でクレジットカード可の不動産会社を探してみてください。
問い合わせする時は手元にあるクレジットカードが利用できるか聞いてみよう。
「不動産会社が対応していなかった…」そんな人もまだ諦めないでください。家賃決済サービスを利用したり、不動産会社に交渉する方法があります。
家賃をクレジットカードにする交渉について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。1章₋3クレジットカード払いの導入を提案するで解説しています。
動画で見たい方はこちらをご覧ください。
家賃決済サービスを利用する
家賃をクレジットカードで払うために、家賃決済サービスを利用する方法もあります。家賃決済サービスとは、入居者はクレジットカードで家賃を払い、不動産会社の銀行口座に家賃を振込みしてくれるサービスです。
本来、不動産会社がクレジットカード払いできない場合は利用できませんでしたが、家賃代行決済サービスを利用すれば全国どの物件でもクレジットカード払いができます。
クレジットカード払いの仕組みはどうなっているの?
家賃を払う仕組みは以下の通りです。
家賃決済サービスには「クレカリ賃貸」があります。クレカリ賃貸の特徴は、全国の物件に対応していて、手続が簡単といったメリットが多い点です。また、数少ない入居者から申し込みできるサービスになります。
クレカリ賃貸の特徴
引用 『クレカリ賃貸』
クレカリ賃貸の特徴は3つあります。
- 手続きがスマホで超簡単にできる
- 不動産が対応していない場合も利用できる
- 全国47都道府県の物件に対応している
クレカリ賃貸は、入居者と不動産会社の間に立ちクレジットカード払いを可能にしてくれる会社です。手続きは本当に簡単で10分もあれば完了します。
また、クレジットカード可の不動産会社を探す手間や時間を短縮できるのが嬉しいポイント。物件は全国47都道府県対応しているので安心です。
クレカリ賃貸を使った感想が気になる方はこちらの記事を参考にしてください。
クレカリ賃貸を実際に利用して分かったことをまとめたよ。
デメリット
クレカリ賃貸のデメリットは何かある?
もちろんあるよ。クレカリ賃貸のデメリットを3つ紹介するね。
- 3.6%の手数料がかかる
- 対応不可の物件がある
- 利用できるカードは2種類
クレカリ賃貸のデメリットは手数料がかかることです。
クレジットカード決済の場合は3.6%になります。ただクレジットカードのポイントが貯まるので「すべてが損」というわけではないので安心してください。手元にあるポイント付与率と比較してみてください。
2つ目デメリットは対応不可の物件があることです。
あれ?全ての物件に対応してなかった?
全ての物件に対応していますが、家賃の引き落としを口座自動引落としにしている場合は利用できないことです。口座から自動で引き落としされてしまうので、まずはその引き落としを停止する必要があります。不動産会社や大家さんに問い合わせして手続きできないか確認してみましょう。
不動産会社や大家さんに言えば変えてくれることは十分可能性はあるよ。僕が入居者に言われたら特にデメリットはないからOKするね。
3つ目のデメリットは、利用できるカードが限定されていることです。
引用 クレカリ賃貸 (crecari.com)
クレカリ賃貸で利用できるのは、「VISA」と「Mastercard」2種類です。「JCB」と「AMEX」は利用できないので注意してください。
以上がクレカリ賃貸のデメリットを解説しました。サービスの内容をよく理解して後悔しない選択をしましょう。
クレカリ賃貸のアンケートに興味がある方はこちらの記事を参考にしてください。
クレジットカード払いが普及する3つの理由
家賃のクレジットカード払いが普及する可能性はある?
そう考える方もいると思います。僕も家賃がクレジット払いできるような世の中になるか興味があります。この章では、今後家賃のクレジットカード払いが普及する可能性について理由を3つ紹介します。
キャッシュレス決済のトレンド
近年、キャッシュレス決済の利用が増加しており多くの人の生活に浸透しています。身の回りに2枚以上のクレジットカードを持っている友人はいませんか?キャッシュレス決済の増加は、家賃の支払いにも必ず影響があります。なぜならクレジットカードで貯まるポイントに関心が高まっているからです。年間数十万円に及ぶ家賃でポイントが貯められたらうれしいですからね。
そう考えるとクレジットカード払いが普及する可能性は十分考えられるね。
対応する不動産会社が増加している
クレジットカード支払いを望む入居者が増えるにつれ、対応する不動産会社が増えています。大手の不動産会社では、入居時にクレジットカードと入会と支払いを同時にできりサービスも提供しています。
手数料や管理が複雑になるから少なかったけど、利用者のメリットが多いから広がっていくかもしれないね。
三方よしになる
3つ目の理由は「三方良しになる」があります。三方良しの言葉を知っていますか?
三方よしってどんな意味?
三方よしとは、近江商人たちが使った言葉で
- 売り手よし
- 買い手よし
- 世間よし
の状態を表す言葉です。ここでいう売り手は不動産会社、買い手は入居者、世間はクレジットカード払いが広がる世の中です。
入居者のよし
- たくさんポイントが貯まる
- 毎月の家計管理が楽になる
不動産会社のよし
- 家賃の管理が効率化する
- 物件の魅力が高まる
世間よし
- 便利な世の中になる
- キャッシュレスが進む
三方よしってすごくいい状態じゃない?
手数料や受け入れ状況などの課題はありますが、入居者のニーズや不動産業界の動向で普及の度合いは変化するでしょう。以上がクレジットカード払いの普及する3つの理由でした!
まとめ
この記事では、家賃がクレジットカード払いできない理由とクレジットカード払いする方法を解説しました。
当記事は参考になりましたか?クレジットカード払いができない理由は様々ですが、これからの世の中がこのままである保証はどこにもありません。今利用できるサービスをしっかり確認して、お得に家賃を払っていただけたら幸いです。このサイトでは、部屋探しに関する役立つ記事を執筆しているので、他の記事も見て参考にしてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事のまとめ
- 家賃をクレジットカード払いできない理由5選
- 管理が複雑になる
- 手数料がかかる
- 回収リスクがある
- セキュリティの問題がある
- 遅延リスクがある
- 家賃をクレジットカードで払う2つの方法
- クレジットカード払い可の不動産会社を選ぶ
- 不動産サイトで調べる
- 不動産会社に問い合わせする
- クレジットカード決済サービスを利用する
- クレカリ賃貸の特徴3選
- デメリット3選
- クレジットカード払い可の不動産会社を選ぶ
- クレジットカード払いが普及する3つの理由
- キャッシュレス決済のトレンド
- 対応する不動産会社が増えている
- 理想の三方よしになる
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