インターネット回線とは?仕組みと特徴を分かりやすく解説!

この記事の内容

  • インターネット回線の仕組み
  • インターネット回線3つの種類
  • 光回線・Wi-Fiのそれぞれの特徴
へやたろう

インターネット回線の仕組みってどうなっているの?

へやこ

インターネット回線それぞれの特徴が知りたいわ。

インターネット回線はなんだか複雑で難しいですよね。ワイファイや光回線など分からない言葉が乱発してるけど、どんな意味なの?そんな考えを持っている方もい多いと思います。実際、回線業者を調べると700社以上あり選ぶだけでも一苦労なのが分かります。とはいえ、仕組みを知ることはインターネット回線を契約する上で大事な要素です。失敗しないでネット回線を選ぶためにも、それぞれの特徴を把握しましょう。

そこで当記事は「インターネット回線の仕組みと3種類」をどこよりも分かりやすく解説します。

しょう

読み終わる頃には、インターネット回線の疑問は解消しているよ。

  • インターネット回線の仕組み
  • インターネット回線3つの種類
  • 光回線・Wi-Fiのそれぞれの特徴

インターネット回線の選び方を知りたい方はこちらの動画を参考にしてください。

この記事を書いた人

運営者 しょう

不動産大家×Webライター

大家歴4年目

SNSのX(sho_fudosan_oya)でインターネット回線に役立つ情報を発信しています。

気になる内容があれば、目次をタップするとすぐに本文を読むことができます。

記事の目次

インターネット回線の仕組み

この章では、インターネットの仕組みを解説します。

回線事業者

フレッツフレッツ光全国
フレッツ
(光コラボ)
ドコモ光・ソフトバンク光・Rakuten光
ビッグローブ光・GMOとくとくBB光
おてがる光・enひかり
全国
KDDIauひかり北海道エリア
関東エリア
九州エリア
SonyNURO光北海道エリア
関東エリア
東海エリア
関西エリア
九州エリア(一部)
ケーブルTVJ:COM北海道エリア(札幌)
東北エリア(仙台)
関東エリア
関西エリア
九州エリア(一部)
電力系コミファ光・eo光
メガエッグ光・BBIQ光
東海エリア・関西エリア
中国エリア・九州エリア

インターネット回線とは、インターネットへ接続する回線設備をいいます。回線事業者のインターネット回線を使って、インターネットが利用することができます。インターネット回線が設置されていない建物は、近くの電柱から配線の引き込み工事をする必要があります。また、建物の共有部まで工事が完了した物件を「インターネット対応物件」や「光ファイバー対応物件」といいます。

光ファイバー対応物件について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

プロバイダー業者

画像引用 ドコモ光

プロバイダー業者
GMOとくとくBBhi-ho
OCNビッグローブ
@nifityビービーエキサイト
SISエディオンネット
アドライン楽天ブロードバンド
ic-netDTI
プロバイダー業者の例

インターネットを接続するには、プロバイダー業者と契約しなければなりません。プロバイダー業者とは、回線とインターネットをつなげる接続事業者のことです。回線業者は設備を提供しますが、プロバイダー業者は利用者と回線業者をつなげる役割と言えます。具体的には以下のようなサービスを提供しています。

  • IPアドレスの発行
  • メールアドレスの発行
  • 無線LANカードの提供
  • Wi-Fiルーターのレンタル

IPアドレスとは、インターネットに接続するデバイス(パソコンやスマートフォン)に割当てる番号のこと

IPアドレスによって、インターネット上でデータをやりとりする際に間違えないで送信するることができます。いわばインターネット上の住所の役目を果たします。 宛名があって郵便物が届くように、インターネット上でやり取りする時は、IPアドレスで通信相手を識別しています。 IPアドレスは、インターネットに接続するすべての機器に振分けてあり重複することがありません。

無線LANカードとは、パソコンまたはホームゲートウェイに無線LAN通信機能を追加すること

無線LANカードはパソコンやホームゲートウェイに取り付けて、無線接続するための機器です。そのため、デバイスごとに無線LANカードが必要となります。一方、無線LANルーターなら1台でネットワーク全体の管理・接続ができます。

通信機器

左)Wi-Fiルーター 右)モデム

インターネットを接続するにはONUやモデム、ルーターなどの通信機器が必要です。有線による接続であれば、LANケーブルを直接パソコンにつなぐ方法もあります。

ONUとは

光信号をデジタル信号に相互変換する機器。パソコンやスマホと接続するには光信号では受信できないのでデジタル信号に変換する。

モデムとは

アナログ信号をデジタル信号に相互変換する機器。ADSL(VDSL)回線やCATV回線を接続する時に必要。

モデムとONUの役割は似ていて信号の切替という観点では同じです。ONUやモデムがあることで初めてインターネットが利用できます。ただし、ONUとモデムは一つのデバイスしか接続できません。複数の機器と同時にインターネットに接続するためにはルーターが必要になります。

ルーターとは

複数台のデバイスをインターネットに接続するための機器で、ONUやモデムと接続して使用する。 ルーターには、有線LANルーター・無線LANルーター・ホームルーター・モバイルルーターなどがあります。

ONU・モデム・Wi-Fiルーターについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

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インターネット回線の種類

インターネット回線には、光回線とホームルーター、モバイルWi-Fiの3つがあります。

光回線かWi-Fiでお悩みの方はこちらの記事を参考にしてください。

光回線

光回線は、建物に設置された光ファイバーケーブルは、3つのタイプで各部屋に接続されます。

配線方式特徴通信速度
光回線方式光ファイバーケーブルで各部屋に配線1Gbps・10Gbps
LAN回線方式
LANケーブルで各部屋に配線1Gbps以下
VDSL回線方式電話線で各部屋の配線100Mbps

現在、光回線で主流なのは光配線方式です。光回線方式は最大10Gbpsと通信速度が速く、安定している特徴があります。また回線は光ファイバーケーブルという特殊なケーブルを使用しています。

画像引用 NTT西日本

LAN回線方式とは、建物の共有部まで光ファイバーケーブルが設置され、共用部から各部屋まではLANケーブルでつなぐ接続方式です。

画像引用 NTT西日本

VDSL回線は、建物共用部から部屋内を電話回線で接続する方式です。 途中で光回線から電話回線での接続に切り替わるので、通信速度が遅くなるデメリットがあります。

画像引用 NTT西日本

では、光回線の特徴を見ていきましょう。

通信速度が速い

光回線、光ファイバーの有線による通信で速度が速い特徴があります。なぜなら光ファイバーの光信号では、光の点滅で情報を伝えてより多くの情報を伝えることができるからです。

通信が安定している

光回線は通信が安定している特徴があります。理由は、光ファイバーが電磁波やノイズの影響を受けにくいからです。遠い交換局にスムーズな伝送ができるので、天候や強風に左右されにくいです。

回線工事が必要

光回線を使うには、回線工事で部屋内に配線を引き込む必要があります。「部屋に光ファイバーの配線が設置されているか分からない」「光コンセントがあるか分からない」そういった場合は、不動産の管理会社に確認しましょう。光回線が引き込まれていても、利用する回線が使えないこともあります。

しょう

インターネット回線の○○が使いたい、と問い合わせしたら間違いなく利用できる回線の設置状況が分かるよ。

評判・口コミ

「光回線を選ぶ時のポイント」をまとめた投稿です。その通りで回線の速度・開通までの期間・月額費用(工事費用と解約金)はインターネット回線を決める時に重要な要素です。補足するなら、光回線の「提供エリア」を確認しましょう。なぜなら、住んでいる地域やマンションによってエリア外の場合があるからです。

ホームルーター

項目ホームルーター光回線
接続方法無線有線
回線工事不要必要
開通までの期間翌日~1週間前後2週間~2ヶ月
通信速度2.1~4.2Gbps1~10Gbps
初期設定カンタンやや難しい
ホームルーター

ホームルーターとは、モバイル回線でネットに接続する自宅据え置き型のルーターをいいます。

工事不要で使える

ホームルーターは工事不要でインターネットに接続できます。光回線のように、建物共有部や居室内の工事をする必要はありません。本体機器が届いたら、電源コンセントに挿すだけインターネット環境が整います。

通信速度がそこそこ早い

無線通信によるホームルーターは、速度がそこそこ速いのが特徴です。動画の視聴やホームページの閲覧、SNSの投稿は問題なく使えます。光回線より劣るものの、手軽にインターネットを使えるメリットは大きいのではないでしょうか。

設定がカンタンにできる

ホームルーターは本体機器をコンセントを挿すだけで設定が完了します。後は、利用するスマホやパソコンと接続すえれば、すぐにインターネットを楽しむことができます。

評判・口コミ

「通信速度が速くなった」という投稿です。100Mbpsあれば、テレビ電話やオンラインゲームをしてもさくさく使える通信速度になります。ホームルーターの速度は、利用する地域や建物によって変動するので事前にポケットWi-Fiなどで確認しておくと安心です。

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モバイルWi-Fi

項目モバイルWi-Fiホームルーター
接続方法無線無線
回線工事不要不要
開通までの期間翌日~1週間前後翌日~1週間前後
通信速度150Mbps~3.9Gbps2.1~4.2Gbps
初期設定カンタンカンタン
持ち運び
ホームルーター

モバイルWi-Fiは無線通信によるインターネット回線です。

工事不要で使える

モバイルWi-Fiは、光回線でした配線工事をせずにインターネットに接続できます。派遣工事の場合は、作業員が部屋の中に入ってくるのに抵抗がある人もいるかもしれません。モバイルWi-Fiなら、設置場所も選ばずに自由に動かすことが可能です。

持ち運びできる

モバイルWi-Fiの最大の特徴は、持ち運びが簡単にできる点です。大きさはスマートフォンと同じかちょっと小さいくらいでポケットに入ります。また、外出先でWi-Fiが使えるのでスマホのパケットを節約できます。月末になるとデータ容量を上限まで使ってしまう人や、パケットを追加している方にぴったりです。

短期間の使用もできる

モバイルWi-Fiは、1日からレンタルすることができます。例えば、光回線の開通までの期間や旅行といったシーンです。もちろん、光回線のように自宅のインターネット回線で使用しても問題入りません。また、海外旅行では専門のWi-Fiを利用することができます。

海外に使えるWi-Fiに興味がある方はこちらの記事を参考にしてください。

評判・口コミ

「短期間のモバイルWi-Fiで節約生活」といった内容の投稿です。引っ越しをして光回線開通までのインターネットが使えないことがあります。そんな時モバイルWi-Fiは選択肢一つに上がってくるでしょう。他にも、テザリングや公共のWi-Fiを活用する方法があります。

光回線開通までのつなぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

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インターネット回線のよくある質問5選

インターネット回線のよくある質問を5つ紹介します。

インターネット回線とは何ですか?

インターネット回線とは何ですか?

インターネットに接続するための回線設備です。 インターネット回線には、光回線やADSL回線、CATV回線(同軸ケーブル)などの種類があり、それぞれ通信速度や配線のケーブルに違いがあります。

光回線

光ファイバー内容
主な用途インターネット
通る信号光信号
通信速度速い
ノイズ拾いにくい
電波減衰起こりにくい
光回線の特徴

ADSL回線

ADSL内容
主な用途電話
通る信号電気信号
通信速度光ファイバーより遅い
ノイズ拾いにくい
電波減衰起こりやすい
ADSLの特徴
しょう

2024年3月以降、ADSLの新規申し込みはできなくなっているよ。

CATV回線

同軸ケーブル内容
主な用途テレビ(映像)
信号の種類電気信号
通信速度光ファイバーより遅い
ノイズ拾いやすい
電波減衰起こりやすい
CATV回線(同軸ケーブル)の特徴

Wi-Fiとインターネット回線の違いは何ですか?

Wi-Fiとインターネット回線の違いは何ですか?

光回線は有線で、Wi-Fiは無線接続によるインターネットの接続方法に違いがあります。 機能については、光回線は速度が速く安定していますが、回線工事が必要になるケースが多いです。一方、Wi-Fiは設置がカンタンで持ち運び等できますが、速度が光回線より遅くて安定しない特徴があります。

インターネット回線の確認方法はありますか?

インターネット回線の確認方法はありますか?

利用しているインターネット回線の種類を調べる方法はいくつかあります。

  • 契約書の内容を確認する
  • 請求書の内容を確認する
  • 部屋の光コンセントを探す

回線を契約した時の契約書を見れば回線の種類が分かります。契約書には契約者の氏名・契約した日付・利用するサービスが記載しているので、回線の種類も確認できます。

また、毎月届く請求書や利用明細書に見る方法もあります。請求書には、月額料金やプランの内容・回線の種類も記載されているでしょう。また、請求書がない場合でも、クレジットカードや銀行口座から回線会社を確認して問い合わせすれば判断できます。

3つ目は、部屋の設置機器で見分けるやり方です。部屋の中にONU(回線終端装置)設置していて、光コンセントにつないでいたら光回線を使っています。

光回線はどこも同じですか?

光回線はどこも同じですか?

光コラボレーションは、回線そのものが同じなので通信速度や提供エリアはフレッツ光と変わりません。ただし、キャッシュバックや工事費用無料といった特典は契約する回線業者・プロバイダー業者で違います。

また、auひかりやNURO光はフレッツ光と異なる回線を利用しているので、光コラボレーションの通信速度と異なります。

インターネット接続には何が必要ですか?

インターネット接続には何が必要ですか?

ONU(回線終端装置)・モデム・ルーターが必要です。ONUは、光信号ををデジタル信号に相互変換する機器で、モデムはアナログ信号をデジタル信号に相互変換します。ルーターは、スマホやパソコンの複数デバイスでインターネットを接続するための機器です。

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まとめ

インターネット回線とは?仕組みと特徴を分かりやすく解説!は以上です。

しょう

質問や聞きたいことがあったら、公式ラインかX(@sho_fudosan_oya)のDMで送ってね。

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しょう
不動産大家
1991年生まれ・茨城県出身
大家4年・元消防士
デジタル庁推進委員会
一般財団法人インターネット協会会員
一般社団法人ソフトウェア協会会員

賃貸探し・インターネット回線選びに役立つ記事を書いています。部屋探しやネット回線・費用を安くしたい場合など、どこに相談したらいいか迷っている方は直接しょう(筆者)へ気軽にご相談ください。

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